社長挨拶 MESSAGE 2011年、東日本大震災が起きてしばらく経ってから、あるテレビの特集番組を見ました。 避難所でようやく通じた携帯電話を通して、小学生の女の子と遠方に単身赴任中の父親が会話をする映像でした。 避難所生活では母親にも涙を見せず、気丈に幼い妹の面倒みていた女の子でしたが、父親と会話ができた瞬間、それまでの緊張が解け大粒の涙を流しながら笑顔で会話をする姿がとても印象的でした。 この携帯電話で会話をする親子の後ろ側に、トラックに搭載された大きなパラボラアンテナが映りこんでいました。津波で破壊された携帯基地局に代わり、通信網をつなぐために持ち込まれた、衛星通信用のアンテナでした。 実はこのアンテナこそ当社スカイネットワークが扱う衛星自動捕捉用車載アンテナだったのです。 「繋がることの安心感をお届けする!」当社の使命を感じた瞬間でもありました。 大災害が頻発するようになった昨今、当社の当面の目標は「災害通信・非常用通信」の分野で、社会に大きく貢献することです。また「繋がることの安心感」を個人間のみならず、事業活動の中へも届けなければならないと感じております。今、企業におけるBCP(事業継続計画)対策は最も注力すべき分野の一つです。 そして災害後も中核事業を存続させるためには、各事業所間や会社と社員との間における通信網の確保が何よりもの命綱となります。 地上の通信網が破壊されるような災害時には、衛星による通信網が最も有効な通信手段だと言えます。 スカイネットワークは、現在扱っている車載用・可搬用の衛星通信アンテナを核としながら、新しい通信技術の獲得にも果敢に挑戦し続け、お客様の事業と未来を守るために、「衛星通信ソリューション」としての提案をお届けしてまいります。 今後ともどうぞ皆様のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 代表取締役社長 岡野 雅一